ご高齢の方に、エアコンを積極的に使ってくれるようにするための工夫
投稿 2025年6月23日 更新 2025年6月23日

高齢者の方は、暑くてもなかなかエアコンをつけない方が多いようです。そのため、熱中症になるリスクも高くなります。昔は今ほど温度が高くない日も多く、エアコンが無かった時代を経験されているため、『エアコン=贅沢品』と考える方も多いでしょう。そこで、家族がエアコンを使ってと言ってもなかなか聞き入れてくれなかったりしませんか?そんな時に、ちょっとした工夫をする事で聞き入れてくれるかもしれません。そんな工夫を紹介します。
◆心理的なハードルを下げる工夫
①「もったいない」を別の価値に転換する
金銭的なことや電気代を気にされている場合が多いので、単に「使って」と言うのではなく、エアコンを使うことで得られる別の価値を伝えてみましょう。
・健康への投資であると伝える
「熱中症で倒れたら、もっと大変な医療費がかかるかもしれません。エアコンは、元気でいるための『予防』です。病院に行くお金を考えたら、安いものですよ。」と、具体的なリスクとコストを比較して説明します。
・家族の安心につながると伝える
「おじいちゃん(おばあちゃん)が倒れないか、みんな心配しているよ。エアコンを使ってくれると、家族も安心できるから、私たちのために使ってほしいな」と、ご自身の健康が家族の喜びにつながることを伝えます。また、孫がいる場合は孫からお願いする事で、聞き入れてくれる可能性もありますので試してみましょう。
・「我慢」が美徳ではないと伝える
昔の「我慢は美徳」という考え方があるかもしれませんが、「今の時代は、快適に過ごすことが大事なんです。無理して体調を崩す方が心配です」と、現代の価値観を伝えます。
・「医者が言ってた」「ニュースでやってた」と第三者の権威を使う
感情ではなく健康上の『正しさ』を意識してもらうように「病院の先生が『エアコンは我慢しちゃダメ』って言ってたよ」などと伝える。
・電気代は家族が出す事を提案する
電気代が高い事を理由にされる場合は、『電気代は出すよ』と家族から支援を提案してはいかがでしょうか?
・ペットがいる場合は、ペットのために
「ペットのためにエアコンつけるね」など自分以外の存在を理由にするとエアコンをつけてくれるかもしれません。また、ペットがいない場合は、ペットを飼い始めるのも良いかもしれません。
②エアコン以外の暑さ対策と組み合わせる
エアコンだけが頼りだと感じさせないよう、他の涼しい過ごし方も併せて提案することで、気持ちの負担を減らせる場合があります。
・「少しだけ」使うことを提案する
「ずっとつけっぱなしじゃなくていいから、一番暑い時間帯の2~3時間だけつけてみない?」と提案し、短い時間から始めることを促します。
・扇風機やサーキュレーターとの併用を勧める
「エアコンと扇風機を一緒に使うと、少ない電気代で部屋全体が涼しくなるからお得だよ」と、節約にもつながることを伝えます。
・打ち水や日よけ、通気などの昔ながらの知恵も活用する
「エアコンに頼りすぎないように、昔ながらの涼しい過ごし方も一緒に試してみようか」と提案し、共感を示すことで受け入れやすくなることがあります。
◆物理的・具体的なハードルを下げる工夫
①操作を簡単にする・見える化する
リモコンの操作が複雑だと感じている可能性もあります。
・シンプルな操作方法を教える
使うボタンを「電源」「温度」「タイマー」の3つに絞り、それ以外のボタンは触らないように伝えます。可能であれば、使うボタンに目印(色つきのシールなど)を貼るのも有効です。
・設定温度の目安を提示する
「これくらいの温度(例:28℃)が快適で、電気代もかかりにくいよ」と具体的な温度を伝え、迷わないようにします。
・タイマー機能を活用する
寝苦しい夜だけ、日中の最も暑い時間だけなど、タイマーで自動的にオン・オフできるように設定してあげるのも良いでしょう。
・「自動運転」にしてリモコンを隠す
リモコンの「自動運転モード」に設定しておいて、触らせない。また、スマートリモコンを使って家族側で遠隔操作する方法もあります。
・『除湿』と言い換える
「冷房=贅沢」と思っていても「除湿=快適のため」と思ってくれることが多いので、「除湿しよう」と言ってみてはいかがでしょうか?実質的に冷房と変わらない快適さを得られる場合がありますし、「除湿」という名目で冷房を使っても良いでしょう。
・室温計を見えるところに設置
目に見える所に、温度計・湿度計を置き、数値で「危険」とわかるようにしましょう。その上で、『何度以上になったらエアコンをつけよう』とあらかじめ決めておくと、使ってくれるハードルが下がるでしょう。
②電気代の心配を減らす具体的な情報を提供する
漠然とした電気代への不安を解消するために、具体的な情報を示します。
・最新エアコンの省エネ性能を伝える
「昔のエアコンに比べて、今のエアコンは電気代がずっと安いんですよ」と、技術の進化を伝えます。
・試算や実績を見せる
可能であれば、実際にエアコンを短時間使った場合の電気代の目安を計算して見せたり、過去の電気代の明細を見ながら「これくらいなら大丈夫」と安心材料を提供したりします。
◆継続的な声かけと見守り
①こまめな声かけと体調確認
無理強いするのではなく、日頃から「暑いから、無理しないでね」「エアコン使ってる?」と声をかけ、体調を気遣う姿勢を見せましょう。
② 一緒に過ごす時間を作る
もし可能であれば、ご家族や周りの人が一緒に過ごす際にエアコンをつけて快適な空間を体験してもらうのも良い方法です。「ああ、やっぱり涼しいね」と感じてもらうことで、ご自身で使うきっかけになるかもしれません。
ご高齢の方若い人よりも、体温調節機能の低下や皮膚感覚の鈍化により、気温の変化に敏感になる傾向があります。特に、暑さや寒さを感じにくくなるため、熱中症や低体温症のリスクが高まるため、家族の方が呼びかけたりしましょう。決して無理強いするのではなく、自らが積極的に使ってくれるような工夫を探してみてください。
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