エアコンが冷えすぎる時は・・・

投稿 2024年5月8日　更新 2024年5月8日

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エアコンの冷房を使う時期はもう少し先の季節だと思いますが、日中は25度を超える日もあります。エアコンの冷房を使う時に、冷えすぎるといった状況の時、どうして冷えすぎるのか？またどうしたら冷えすぎる状態を改善できるのでしょうか？

風向を下向きに設定、又は弱い風量に設定

風向を下向きに設定している場合、空気の循環が十分に行われず、部屋の上部に暖かい空気が滞留します。エアコンは温度を本体の室内温度センサーで検知しているため、部屋で人が感じる温度と部屋の上部の温度に差が出来て、設定温度より体感温度が寒いといった減少が起こります。なお、弱い風量にした時も同様で、空気の循環が悪くなり、冷気が足元に溜まりやすくなり、このような現象を起こす場合があります。

◆改善方法◆
風向の設定を上向き、又はスイングに設定する事で、部屋の空気を循環すると、部屋全体の温度が均一化され、体感温度とエアコンの温度センサーで検知する温度が同じになります。
また、サーキュレーターを併用する事で、部屋の空気の循環が行われます。

エアコン本体が日光に当たる場所に設置、又は他の温度の影響を受ける場所に設置

エアコン本体が日光が当たりやすい場所に設置されている場合、エアコンの温度センサーが日光の影響を受け、実際の室温より高い温度を検知してしまい冷房が効きすぎるといった現象が起こります。また、換気口や窓から隙間風がエアコン本体にあたる場所に設置されている場合も同様の現象が起こる場合があります。

◆改善方法◆
エアコン本体に日光があたらないように設置場所を変えるか、直接エアコン本体に日光があたらないように、窓にすだれや遮熱性のカーテンをつけるなどしましょう。遮熱性のカーテンでは無い場合、カーテン自体が熱を持つため、カーテンを設置する効果が薄れる場合があるので、ご注意ください。

エアコンの設定温度が低すぎる

エアコンの設定温度が低すぎると、エアコンが非効率に動作し、室内環境が快適にならず、冷えすぎるといった状態になる場合があります。適切な設定は、室外との温度差を5〜7度以内に抑えると良いでしょう。また、設定温度が低すぎる場合、電気代が高くなる場合もあるので、設定温度を低めに設定する事で省エネにもつながります。

◆改善方法◆
エアコンの設定温度を28度〜30度（室外との温度差を5〜7度以内）にしましょう。また、湿度を60%位まで下げる事で、快適さが違います。

室内温度センサーが異常

エアコン本体にある温度センサー周辺が汚れやホコリで覆われている場合、温度センサーは正しい温度を検知できなくなり、冷えすぎるといった状態になる場合があります。また、長年使用していると、センサーが劣化し、精度が低下する場合もあります。

◆改善方法◆
柔らかい布でセンサー周辺を優しく拭き掃除して、汚れやホコリを取り除きましょう。
センサーが経年劣化している場合は、センサーの交換か、本体自体の買い替えを検討しましょう。

エアコンを正しい状態で使っていて、定期的に清掃し、部屋の空気の循環も十分なのに、冷えすぎる場合は、上記のような問題以外の原因（室外機の故障など）が考えられます。一度、早めに専門業者に状況を見てもらうと良いでしょう。もし、故障しているまま使い続けていると、電気代も高くなってしまうので注意が必要です。