エアコンのつけっぱなしでも寝冷えしないために

投稿 2024年9月4日　更新 2024年9月4日

• 対策
• 気温
• 湿度

まだまだ、暑い日が続いており、エアコンをつけっぱなしのご家庭も多いのではないでしょうか？
ただ、夜にエアコンをつけっぱなしにすると、寝冷えしてしまうので、つけっぱなしはちょっと・・・という方もいらっしゃるかと思います。
なぜ、寝冷えしてしまうのかを知り、その対策をして快適な睡眠をしましょう。

寝冷えとは・・・

冷房を効かせて寝ることの多い夏に多く見られる症状で、眠っている間に体を冷やして体調を崩してしまうことです。

寝冷えの症状

【お腹の症状】腹痛、下痢
【風邪の症状】ダルさ、熱、鼻水、頭痛、喉の痛み
【体の痛み】肩こり、腰痛
【体調不良】疲れやすい、肌の調子が悪い、食欲がない

寝冷えの原因

①エアコンによる室内の温度
エアコンによる室温の下げすぎは寝冷えの原因になります。
質の良い睡眠に繋がる室温は、部屋の温度が27〜29℃、湿度が40〜60%と言われています。
睡眠時は体の温度調整が必須ですので、エアコンによる冷えから体を守る工夫が必要です。

②自律神経の乱れ
自律神経には、昼の神経と言われる「交感神経」と、夜の神経と言われる「副交感神経」があり、以下のような理由によって、自律神経を乱すと言われています。
・ストレス
・睡眠不足
・運動不足
・食生活の乱れ
このような、生活習慣の乱れによって、自律神経の働きが乱れ、体温調節がうまくできなくなってしまいます。

寝冷えの対策

①エアコンの設定温度を上げる
　夏の夜の寝冷えをしない快適な室温は、27〜29℃と言われています。
　就寝の1時間前には一旦、25〜26℃程度で部屋を涼しくします。室温を一度涼しくしておくことで、スムーズに体温が下がり、入眠に入りやすくなるためです。
　一旦お部屋の温度を下げた後、就寝時には温度を上げましょう。
　タイマーを使ってエアコンを切るという方法もありますが、最近は夜中や明け方も気温が高いため、タイマーでエアコンが切れた後に暑くなって起きてしまったり、汗をかく事もあるので、エアコンをつけっぱなしにする代わりに設定温度を高め（27~29℃位）にするのが良いでしょう。

②睡眠時の寝間着を見直す
　薄着の寝間着など、露出が多すぎる寝間着で眠ると寝冷えしてしまいます。体温が下がりすぎないように、吸湿性と通気性のいい、天然素材を使ったパジャマの着用がおすすめです。
また、部分的に身体を保温してくれる「腹巻き」や「レッグウォーマー」などもおすすめです。

③掛け布団を変える
　羽毛肌掛け布団や真綿ふとんは、吸湿発散性に優れ、適度な保温性があり、夏におすすめな寝具です。
【羽毛掛け布団】
・吸湿性・放湿性に優れ、ムレを感じにくい
・軽やかで体への負担が少ない

【真綿ふとんの特徴】
・暑すぎず、寒すぎない
・温度と湿度の調整に優れている

最近は夜中や明け方も気温が高いため、夜中エアコンのつけっぱなしされる方も多くなってきたのではないでしょうか？しかし、まだタイマーを使ったり、電気代を気にして就寝時はエアコンをつけない方も少なくないと思います。
そうした場合、熱中症になったりもするので、なるべくエアコンを活用するようにし、設定温度を下げすぎないように注意すると、寝冷えなどの体調を崩すことが少なくなります。
まだまだ、暑い日が続くと予想されますので、エアコンを上手に使っていき、体調管理をしましょう。