エアコンのガス漏れは自分で確認出来る？

投稿 2025年4月18日　更新 2025年4月18日

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　エアコンの効きが悪いなと感じた時に、原因の一つとしてガス漏れが考えられますが、自分でエアコンのガス漏れを確認する方法を知っていますか？エアコンのガス漏れは専門的な知識や機材が必要となるため、通常は自分で確認するのは難しいですが、『ガス漏れの可能性が高いか低いか』は確認することはできます。
　なお、ガス漏れの修理やガスの補充は専門的な知識と技術が必要なため、ご自身で行うことは推奨しません。危険を伴う可能性や、更なる故障の原因になることがありますので、必ず専門業者に依頼しましょう。

◆ガス漏れの可能性が高いかどうかの判断材料

・エアコンの効きが悪い
　冷房時に冷たい風が出ない、または以前より弱い。
　暖房時に暖かい風が出ない、または以前より弱い。
　設定温度に達するまでに時間がかかる。

・室外機の配管の確認
　冷房運転時に、室外機から出ている細い配管に霜が付着している。（ただし、一時的に付着することはあります）
　配管が極端に冷たくなっていない。通常、冷房運転中は配管に水滴が付く程度には冷えます。
　配管の接続部分に油のような跡がある。（微量のオイルが一緒に漏れ出すことがあります）

・室外機からの風の温度
　冷房運転時に、室外機から生ぬるい風が出ていない。常温の風が出ている場合は、ガス漏れの可能性があります。

・異臭
　ガス漏れがある場合、特定の化学的な臭いがすることがあります。

・ガス漏れ検知器
　市販のガス漏れ検知器を使用すれば、より正確にガス漏れの有無を確認できます。

◆エアコンのガス漏れの原因

　ガス漏れの原因は様々ですが、主に以下のものが考えられます。
・初期不良
　製造過程や設置工事の不備によるもの。
・経年劣化
　長年の使用による配管や接続部の劣化、腐食など。
・工事ミス
　配管の接続不良、フレア加工の不備、ナットの締め付け不足や締めすぎなど。
・外的要因
　室外機を移動させた際の配管の損傷、物がぶつかるなどによる破損。
・振動
　長期間の使用による振動で、配管接続が緩むことがあります。
・塩害・硫化
　海沿いや温泉地など、特殊な環境下での腐食。

◆エアコンのガス漏れ対策

・定期的な点検
　専門業者による定期的な点検で、早期にガス漏れの兆候を発見できます。
・丁寧な使用
　室外機に衝撃を与えないように注意し、無理な移動は避ける。
・適切な設置
　設置場所を選ぶ際に、塩害や腐食のリスクを考慮する。
・フィルター清掃
　ガス漏れとは直接関係ありませんが、エアコンの効率を保ち、無駄な負荷を減らすことで、間接的に故障のリスクを減らすことに繋がります。

◆重要な注意点

　上記のガス漏れの確認は、あくまで可能性の範囲なので、実際には専門業者に連絡する事をオススメします。また、ご自身での修理やガス補充は絶対に避けてください。 冷媒ガスは取り扱いを誤ると危険です。

　これから、気温が高くなってくる季節を前に、急にエアコンが使えなくなったとならないためにも、今の時期にエアコンの試運転をして正常に動いて冷房が効くか確認しましょう。夏本番の時だと、修理業者も繁忙期となるため、すぐに修理が出来ない場合もありますので注意が必要です。