エアコンの暖房で肌が乾燥する理由と対策

投稿 2024年11月25日　更新 2024年11月25日

• 対策
• 湿度

　先週から急に寒くなってきて、エアコンの暖房がかかせなくなってきたという方も多くなってきたのではないでしょうか？
そんな中、エアコンの暖房をつけると、肌が乾燥しやすいと感じる方もいらっしゃるかと思います。エアコンの暖房で肌が乾燥しやすくなる理由と対策について見てみましょう。

◆エアコンの暖房で肌が乾燥する理由

・空気中の湿度の低下
　暖房によって室温が上昇すると、空気中に含まれることができる水蒸気の量も増えます。しかし、エアコンの暖房は外気を取り入れずに室内の空気を循環させるため、空気中の水分量は変わらないため、室内の湿度が低下し、肌から水分が奪われて乾燥してしまうのです。

・温かい空気が肌の水分を蒸発させる
　暖かい空気は冷たい空気よりも多くの水分を含めることができます。そのため、暖房によって温められた空気が肌に触れると、肌の水分を蒸発させやすくなります。暖房によって肌の水分量が空気中に蒸発すると、角質がダメージを受けてバリア機能が低下した状態になります。その結、果角質が剥がれてガサガサになったり、炎症を起こしやすい肌になってしまいます。また、肌が乾燥すると、毛穴が詰まりやすくなるので、ニキビや黒ずみもできやすくなるようです。
　さらに、体内の水分量も低下させてしまうので、新陳代謝も悪くなってしまいます。新陳代謝が悪くなると、お肌に栄養が行き渡らなくなり、乾燥肌や肌荒れに繋がります。また、シミやシワができるリスクも高まるとの事です。

◆エアコンの暖房による乾燥対策

・加湿器の使用
　加湿器を使用することで、室内の湿度を適切なレベルに保つことができます。気化式、超音波式、スチーム式など、様々なタイプの加湿器がありますので、部屋の広さや湿度に合わせて、適切な加湿器を選びましょう。

・こまめな水分補給
　水分をこまめに補給することで、体内から保湿し、新陳代謝を良くし、肌の水分量を維持します。水やお茶だけでなく、スープやフルーツなどもおすすめです。ただし冷たい水は代謝を低下させるので、常温以上の水やカフェインレスのお茶が良いでしょう。

・スキンケアの徹底
　保湿クリームをこまめに塗ることで、肌の水分を逃がさないようにしましょう。ヒアルロン酸、セラミドなど、保湿効果の高い成分が含まれたものを選ぶと良いでしょう。化粧直しの際に、余分なメイクをオフしたあとに少量の乳液を塗るのもおすすめです。ただし、化粧水や美容液など、水分のみでケアしても一時的なだけで、オイルやクリームで油膜を張ってあげないと、水分が蒸発する際に、肌の水分も一緒に蒸発してしまうため、注意しましょう。

・室温の調整
　室温を上げすぎると、乾燥が進んでしまうので、快適な室温を保つようにしましょう。また、室温と外気の温度差が大きいと、肌への負担が大きくなります。

◆その他の対策

・洗濯物を室内に干すことで、自然に湿度を上げることができます。
・観葉植物を室内に置くと、葉から水分を蒸散させるので、室内の湿度を上げる効果があります。

エアコンの暖房は乾燥しやすいので、加湿をしている方もすでにいらっしゃるかと思いますが、過度の湿度は、カビが繁殖したり、結露が起こりやすくなるので、程度に乾燥対策を行うようにしましょう。