エアコンの暖房をつけているのに冷たい風が出る原因と対策

投稿 2025年1月24日 更新 2025年1月24日

 エアコンの暖房をつけているのに冷たい風が出てくる場合があります。原因はいくつか考えられますので、すぐに修理業者に連絡するのではなく、一つずつ確認した上で故障が疑われる場合は、修理業者に連絡しましょう。

【原因】霜取り運転
 エアコンの室外機に霜が付着すると、暖房運転を一時停止して霜を取り除く「霜取り運転」を行い、暖房効率を保つ運転です。この間は冷たい風が吹き出すので、しばらく様子を見てみましょう。
【対策】
 しばらくすると(約10~20分)霜が融けてなくなり、暖房運転が再開しますのでご安心ください。特に何もする必要はありませんが、霜が付着しにくいように、暖房の設定温度を、1~2℃ほど下げると室外機の運転が緩やかになり霜付きのスピードが少し遅くなります。なお、20分以上経過してもエアコンから温かい風が出ない場合は、別の原因があるかもしれません。

【原因】リモコンの設定ミス
 冷房モードになっていたり、設定温度が低すぎたり、リモコンの設定が間違っている可能性があります。
【対策】
 リモコンの設定をもう一度確認し、暖房モードに設定し、適温に設定し直しましょう。また、リモコンの電池切れによって、設定したはずなのに、エアコン室内機に指示がされていない場合も考えられるため、リモコンの電池も確認しましょう。

【原因】フィルターの汚れ
 フィルターが汚れると、空気の通りが悪くなり、暖房効率が低下することがあります。
【対策】
フィルターを定期的に掃除するか、交換しましょう。

【原因】室外機の故障
 室外機に故障が発生している可能性があります。室外機から異音がしたり、室外機自体が熱くなっていなければ、故障が考えられます。
【対策】
 専門業者に点検・修理を依頼しましょう。

【原因】室内機の故障
 室内機に故障が発生している可能性があります。風が出ない、変な音がするなどの症状が出ている場合は、故障が考えられます。
【対策】
 専門業者に点検・修理を依頼しましょう。なお、前述の霜取り運転の間は湯気が出たり、室外機から「ボコボコ」という音や「シャー」という音が聞こえる場合がありますが、故障ではありません。

【原因】配管のトラブル
 配管が詰まっていたり、破損している可能性があります。
【対策】
 エアコンが効きにくくなる原因として多いのがガス漏れです。エアコンは室外機と室内機の間を冷媒ガスが循環することで、暖かい風が出るのですが、配管が詰まっていたり破損したりして、冷媒ガスが漏れていると暖かい熱が取り入れにくくなり、冷たい風が出る場合があります。この場合は、専門業者に点検・修理を依頼しましょう。

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