エアコンの除湿運転時の注意点

投稿 2025年6月16日　更新 2025年6月17日

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　全国的に梅雨入りし、ジメジメとした季節になりました。気温はそこまで高く感じなくても、湿度が高いと、不快指数が高くなり、気持ち悪いですよね。そんな時は、エアコンの冷房や除湿運転で、快適に過ごしたいものですが、除湿運転時の注意点はあるのでしょうか？エアコンの冷房は、外気温が高い場合は、つけっぱなしの方が良いですが、除湿も同じ事が言えるのでしょうか？見てみましょう。

◆除湿運転時のつけっぱなしのメリット

・室内の湿度を一定に保ち、快適な環境を維持できる
・再起動時の電力消費を抑えられるため、短時間のON/OFFを繰り返すより電気代が安くなる場合がある

◆除湿運転時のつけっぱなしのデメリット

・カビの発生リスクが高まる（湿度60%以上・室温25℃以上でカビが繁殖しやすい）
・電気代がかかる可能性がある（冷房より高くなる場合も）
・乾燥しすぎることで肌や喉に負担がかかることもある

◆除湿運転時のこまめに消す場合のメリット

・運転時間が短くなるので、電気代を節約できる場合がある。（温度差が高い場合は電気代が高くなる場合もあるので注意が必要です。）
・エアコン内部の湿気が溜まりにくく、カビの発生を抑えやすい

◆除湿運転時のこまめに消す場合のデメリット

・室内の湿度が急激に上昇し、不快に感じることがある
・再起動時に電力を多く消費するため、頻繁なON/OFFは逆に電気代が高くなることも

◆除湿運転時の注意点

・設定温度に注意
　除湿運転は、冷房運転と同時に行われます。設定温度が高すぎると除湿効果が薄れ、低すぎると体が冷えすぎてしまいます。一般的には、26℃～28℃程度が快適に感じる目安とされています。機種によっては「再熱除湿」と「弱冷房除湿」の2種類があります。「再熱除湿」は室温を下げずに除湿できるため、寒がりの方におすすめですが、電気代は高めになる傾向があります。「弱冷房除湿」は室温が下がりますが、電気代は抑えられます。ご自身のエアコンの機能を調べてみましょう。

・窓やドアは閉める
　除湿運転中は、外からの湿気の侵入を防ぐために、窓やドアはしっかりと閉めましょう。 せっかく除湿しても、外から湿気が入ってきては効果が半減してしまいます。

・換気も大切
　除湿運転で湿度を下げることは重要ですが、空気の入れ替えも必要です。1日に数回、短時間（5分～10分程度）の窓開け換気を行いましょう。換気扇を使うのも効果的です。短い時間で換気を行う際は、つけっぱなしで良いですが、長い時間換気をする場合は、エアコンを止めるのがおすすめです。

・フィルターの掃除
　エアコンのフィルターが汚れていると、除湿効果が落ち、電気代も余計にかかります。2週間に1回程度を目安に、定期的にフィルターを掃除しましょう。

・室外機の周辺も確認
　室外機の周りに物が多いと、排熱の妨げになり、エアコンの効率が落ちることがあります。室外機の周りは整理整頓し、風通しを良くしておきましょう。

・湿度計の活用
　室内の湿度がどのくらいか把握するために、湿度計を置いておくことをおすすめします。快適な湿度の目安は40%～60%と言われています。湿度計を見ながら、適切に除湿運転を行いましょう。ただし、一般的な湿度計は相対湿度のみが表示されます。相対湿度は、気温が下がれば空気中に含むことが出来る水分量も下がるため、湿度計の表示が変わらず一見分かりづらいので、絶対湿度も表示してくれるような湿度計を用意すると良いでしょう。