エアコンは夜間「つけっぱなし」と「タイマー」どっちがお得?

投稿 2024年7月3日 更新 2024年7月3日

熱帯夜とは夕方から翌日の朝までの最低気温が25℃以上になる夜のことをいいますが、夜から朝にかけても、気温があまり下がらないと、室内で熱中症が発生するリスクが高まります。熱中症にならないためにも効果的にエアコンを活用したいものですが、エアコンは夜の就寝時、「つけっぱなし」にしておく方が良いのでしょうか?それとも「タイマー」を使った方がお得なのでしょうか?どちらでしょう。

エアコンはつけ始めと温度差が大きい時に電気代が高い

エアコンをつけ始めた直後は、室温が設定温度になるまでの間は最大の消費電力を消費するため、電気代が高くなります。
また、設定温度と気温の差が大きいと、設定温度になるまでの時間が多くかかるため、その分電気代が高くなります。反対に、室温と設定温度の差が小さい場合は、電気代が抑えられます。
よって、日中では、1時間位であれば、こまめに電源を切るよりもつけっぱなしの方がお得な場合があります。夜間に関しては、気温も下がるため、こまめに電源を切る方が電気代の節約になる場合がありますが、最近では熱帯夜になる日も多くなってきています。熱中症の多くは外よりも家の中で起こっているので、夜もエアコンをつけた方が熱中症のリスクは抑えられます。

熱中症にならないために

エアコンを効果的に使いましょう
夏場の寝室の適温は、26~28℃程度、湿度は50~60%前後と言われています。
熱帯夜など、夜でも気温がなかなか下がらないときに、エアコンが数時間後にオフになるようタイマーをかけると、タイマーが切れた時に、室温が高くなってしまい暑苦しくなって目覚めてしまうかもしれません。
平均的な睡眠周期は90分で1周期と言われていますので、タイマーをかける場合は、3時間位を設定すると良いでしょう。ただし、タイマーが切れた後に室温が高くなり、夜中に起きてしまう事もあるため、熱帯夜など夜でも室温が下がらない場合は、つけっぱなしの方が熱中症予防になります。なお、つけっぱなしにする場合、設定温度を28℃位に高めに設定しておくと電気代は抑えられるので、電気代を気にする心配は軽減されるでしょう。

寝る前に水分補給をしましょう
寝ている間も汗をかくので、体の中の水分が失われます。よって、寝る前にコップ1杯位の水を飲みましょう。睡眠中にトイレに行きたくないという理由で、水分補給を怠らないようにしましょう。

熱中症にならないためには、睡眠を十分とる事も重要です。暑い夜でも、快適な睡眠を十分に取るために、エアコンを効果的に使い、暑い夏を乗り切りましょう。
また、10年以上使っている方は買い替える事で、省エネ性能も向上しています。暑い夏を乗り切るために、買い替えを検討してみてはいかがでしょうか?

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