エアコンを使うお部屋でのインフルエンザなどのウイルス感染対策

投稿 2025年10月2日 更新 2025年10月2日

 冬場に流行する季節性インフルエンザの感染者は国内では例年、12~3月に流行するそうで、昨年は10月下旬以降に全国で本格的な流行が始まったが、今年はそれより早く感染が広がっているとの事です。そこで、エアコンを使うお部屋でのインフルエンザなどのウイルス感染対策について気をつける事がありますので、ご紹介しましょう。

◆感染リスクを下げるための取り組みと注意点

・換気(空気の入れ替え)の徹底
 ウイルスが空気中に滞留するのを防ぐため、定期的に新鮮な空気と入れ替えることが非常に大切です。
 『窓開け換気』
 1時間に2回以上、数分間程度、2方向の窓やドアを開けて風の通り道を作りましょう。窓が1つしかない場合は、部屋のドアを開け、窓に向かって扇風機やサーキュレーターを回して室内の空気を外に送り出す工夫をすると効果的です。
 『換気扇の活用』
 キッチンやお風呂、トイレなどの換気扇を常時運転することも、換気量を確保するのに役立ちます。
 『エアコンをつけたまま換気』
 特に冬場は、換気で室温が下がりすぎないよう、エアコンはつけたまま換気を行うのがおすすめです。

・適切な湿度管理
 インフルエンザウイルスは乾燥した環境を好みます。湿度が低いと、気道の粘膜の働きが弱まり、ウイルスの侵入を防ぎにくくなります。
 『湿度の目安』
 50〜60%程度を保つようにしましょう(加湿しすぎるとカビの原因になるため注意)。
 『加湿器の活用』
 加湿器を設置し、市販の湿度計で定期的に確認しましょう。
 『加湿器がない場合』
 濡れタオルを干したり、お湯を張った容器を置くことでも乾燥を防げます。
 『マスクの着用』
 マスクは、のどや鼻の気道の湿度を保つ効果もあります。

・適切な温度管理
 温度が低すぎるとウイルスの生存期間が長くなる傾向があるため、適切な温度を保つことが大切です。
 『室温の目安』
 20〜25℃**を目安に、快適に過ごせる温度に設定しましょう(最低でも18℃以上が推奨されています)。
 『体温の維持』
 室温だけでなく、適度な運動や睡眠、バランスの良い食事で免疫力を高め、体温を下げすぎないようにすることも大切です。

・その他の対策
 『手洗い・うがい』
 帰宅時や調理、食事の前など、こまめな手洗いとうがいは基本の予防策です。
 『アルコール消毒』
 不特定多数の人が触れるドアノブやスイッチなどを消毒するのも効果的です。
 『エアコンのフィルター掃除』
 エアコンのフィルターにホコリや汚れが溜まると、効きが悪くなるだけでなく、室内の空気を介してウイルスを拡散させるリスクが高まる可能性があります。定期的に掃除しましょう。

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