エアコンを長持ちさせるための対策。それって本当に正しいの？

投稿 2025年1月15日　更新 2025年1月15日

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パナソニックは1月10日、エアコンについての調査結果を発表しました。
（参照元URL：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001004.000024101.html）
調査は2024年12月4日～12月11日、エアコンを所有している20～60代の男女537名を対象にインターネットで行われました。
その調査の中で、「エアコンを長持ちさせるためにしていること」の質問に対して、正しい対策もあれば誤解もあるものがあったので、そこに注目してみてみましょう。

質問：エアコンを長持ちさせるためにしていることは何ですか？

回答
73%　フィルターの掃除
40%　設定温度を控える
29%　使用頻度を下げる
20%　室外機の掃除
18%　洗浄スプレーを使ったエアコン内部の掃除
18%　風量を控える
14%　使わない時にはコンセントを抜く
[パナソニック　エオリア調べ]

◆誤解のある対策

・洗浄スプレーを使ったエアコン内部の掃除
　市販の洗浄スプレーを使ったエアコン内部の掃除は、パナソニック社だけでなく、多くのメーカーが使わないよう促しております。エアコンのクリーニングは高い専門知識が必要ですし、誤ってクリーニングを行った場合、内部に残った洗浄剤が故障の原因にもなりますので、注意しましょう。

・風量を控える
　風量の変化でファンのモーター部分には関係するようですが、エアコンの寿命自体にはあまり関係がないようです。

・使わない時にコンセントを抜く
　長期間使用しない場合にはプラグとコンセントの隙間にホコリがたまり、このホコリが原因で発火につながるトラッキング現象につながるため、オフシーズンのトラッキング現象対策としては有効なようですが、エアコンの寿命には影響しないようです。

・使用頻度を下げる
　もちろん、使用頻度はエアコンの寿命に大きく関係しますが、昨年のように暑い日が続き、夜中も熱帯夜になるような日にエアコンを使用しない場合、そもそも快適に過ごす事が出来ませんので、無理をしないようにしましょう。

◆正しい対策はこまめなお掃除

　エアコンを長持ちさせるためには、エアコンに余計な負荷を与えないことが大切との事です。「フィルターの掃除」「設定温度を控える」は節電にもつながる上、エアコンの負荷も軽減できるため長持ちにも効果があるようです。
　定期的にフィルターの掃除を行った上で、エアコン内部の汚れが気になる場合は、エアコンクリーニングの専門業者にクリーニングをお願いすると、エアコンが清潔に保たれ、余計な負荷がかからず、節電にもつながりエアコンの寿命にも影響するようです。

エアコンの寿命は約10年程度と言われていますが、正しい知識を持った上で積極的に使っていきましょう。年々暑くなる夏や、寒い時期は体調を崩しやすいものです。エアコン自体も年々、省エネ性能が高くなっていますので、電気代を心配するのも大事ですが、身体の事を考えて、効果的にエアコンを使っていきましょう。