パナソニックが換気送風機器・パッケージエアコンを値上げ発表

投稿 2024年11月5日　更新 2024年11月5日

• メーカー
• 料金
• 業者

　原材料の高騰や、賃上げの影響により、様々な所で値上がりしていますが、先日、空調業界にも値上がりのニュースがありました。
　パナソニック 空質空調社（東京都港区）は11月1日、換気送風機器とパッケージエアコンの各商品の価格を、2025年4月1日納入分から改定すると発表しました。値上げ幅は、換気送風機器が約10％～15％、パッケージエアコンが約5％～55％との事です。

参考URL：パナソニック ホールディングス株式会社

　原材料価格の高騰、部品などの調達費用の増加が続くなか、パナソニック社では生産コスト削減に継続的に取り組んできたが、内部の合理化のみでは安定的な商品供給を維持することが困難になったためとしています。

・対象機種

　換気送風機器商品の一部、オフィス・店舗用エアコン・設備用エアコン・別売部材の一部

・改定内容

　品番変更なしでの価格改定

・実施時期

　2025年4月1日納入分より

パッケージエアコン
　オフィス・店舗用エアコン
　　室外機：高効率H7Bシリーズ、沖縄専管H7ZBシリーズ　　価格改定率平均 約8％
　　室内機：4カセ、天埋、高温対応厨房機を除く全機種　　価格改定率平均 約5％
　設備用エアコン
　　設備用床置プレナム形・ダクト形　　価格改定率平均 約55％
　別売部材
　　B部材の一部　　価格改定率平均 約12％

※換気送風機器の価格改定率平均はここでは省略

今回発表されたのは、パナソニック社の『換気送風機器』と『パッケージエアコン』でしたが、今後同様に、他社や家庭用エアコンも値上げが発表されていくかもしれません。材料や賃金の値上がり具合を見ると、そう遠くない時期に実施されてもおかしくない状況です。
今後も、各空調メーカーの動向をしっかりと見守っていきましょう。