プレハブに設置するエアコンの選び方

投稿 2025年6月12日　更新 2025年6月12日

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　プレハブの建物に設置されているエアコンが効きにくいと感じて新たにエアコンを買い替えたいと思われている方。また、新しくプレハブにエアコンを設置したいと考えている方、畳数だけ見てエアコンを選ぶとエアコンが効きにくいという事が起こる可能性があるので注意が必要です。では、プレハブに設置するエアコンの選び方において、注意すべき点を見てみましょう。

◆プレハブとは？

　プレファブリケーション（Pre-fabrication）の略で、建築物の部材を工場で事前に加工・製作し、現場で組み立てる工法、またはその工法で建てられた建築物のことです

◆各構造と比べた違い

◆プレハブの建物におけるエアコンの効き方の特徴

・熱伝導率の高さ
　プレハブの壁材は、金属系や軽量な素材が用いられることが多く、木材やコンクリートに比べて熱を伝えやすい傾向があります。そのため、外気温の影響を受けやすく、夏は暑く、冬は寒くなりやすいという特徴を持っています。プレハブはプレハブでも材質が木材なのか？それとも鉄骨系なのかによって、熱伝導が違いますので材質を確認しましょう。

・気密性の低さ
　構造上、外気が侵入しやすい場合があります。気密性が低いと、冷やしたり暖めたりした空気が逃げやすく、エアコンの効率が悪くなります。温度の影響は主に開口部からの影響が大きいと言われています。窓の多さも考慮しましょう。

・断熱性能のばらつき
　プレハブ住宅の中には、断熱材がしっかりと入っているものもあれば、簡易的な構造で断熱性能が低いものもあります。断熱性能によって、エアコンの効き方は大きく左右されます。また、断熱材も壁だけでなく、天井にも断熱材が入っているかも確認しましょう。夏の日差しが強く当たる場所に設定されている場合は、天井の断熱材によって、大きく効き方が変わります。

◆エアコンを選ぶ際の注意点

・適用畳数の確認
　プレハブの建物は、同じ広さでも断熱性能によって必要な冷暖房能力が異なる場合があります。可能であれば、実際に部屋の断熱性能を確認し、余裕を持った適用畳数のエアコンを選ぶことをおすすめします。

・高めの冷暖房能力
　熱が逃げやすく、外気温の影響を受けやすい構造のため、通常の木造住宅などよりも少し高めの冷暖房能力を持つエアコンを選ぶと、快適に過ごせる可能性が高まります。

・省エネ性能
　外気温の影響を受けやすいということは、エアコンの使用頻度や運転時間が長くなる可能性も考えられます。省エネ性能の高いエアコンを選ぶことで、電気代を抑えることができます。

・気密性の向上対策
　エアコンの効果を高めるためには、建物の気密性を向上させることも重要です。隙間テープなどで窓や入口のドアを塞いだり、断熱シートを窓に貼ったりするなどの対策も検討しましょう。

・断熱性能の確認
　可能な範囲で、建物の断熱材の種類や厚さを確認しておきましょう。断熱材も、壁だけなのか？天井もなのか？という事も関係してきます。断熱性能が低い場合は、より冷暖房能力の高いエアコンを選ぶ必要があるかもしれません。