古いエアコンをご利用の方は、発火事故にご注意ください

投稿 2024年7月30日　更新 2024年7月30日

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7月30日も、沖縄・九州から関東は高気圧に覆われて、広い範囲で晴れ、夜間に気温があまり下がらなかったところに日差しが加わって気温がグングン上がっており、午前9時までに気温が35℃を超えた所もあるようです。
福岡県でも連日熱中症警戒アラートが発表されており、7月20日から連日になります。熱中症にならないために、エアコンの利用をオススメしますが、古いエアコンをご利用の方は、発火事故にご注意ください。

扇風機やエアコンは製造から年数が経つほど火災につながるケースが増える傾向にあると独立行政法人製品評価技術基盤機構・NITE（ナイト、以下NITE）が注意喚起しています。（参考URL：https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2024fy/prs24053001.html）

NITEに通知された製品事故情報において、エアコン及び扇風機の事故は2019年度から2023年度の5年間に合計403件(エアコン：340件、扇風機：63件)あったとの事。製造されてからの年数が経った製品ほど、何かしらの不具合を生じて火災に繋がるケースが増える傾向にあるようです。

エアコン・扇風機を使用する前に気を付けるポイントとして、
・異常（異音や異臭がする、意図せず停止するなど）がないか点検する。
・エアコンの取り付け・取り外し・内部洗浄といった工事や作業は、販売店やメーカーに相談し、専門の知識や資格を有する業者に依頼する。
・使用している製品がリコール対象ではないか確認する。

また、政府広報オンライン（参考URL：https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201107/1.html#secondSection”）でも、エアコンで発火・火災などの事故が発生しているので注意が必要と注意喚起されています。エアコンの事故は2018年度から2022年度の5年間に302件発生しており、うち9件が死亡事故との事です。

＜主な火災事故原因＞
・電源コードの改造や修理、接続（ねじり接続、延長コードとの接続）により接続部分が接触不良で異常発熱、発火
・エアコン洗浄により洗浄液が機器内部に侵入してトラッキング現象が発生し、発煙・発火
・機器内部に小動物等が侵入し、基板に接触することによってショート、異常発熱

ここに注意！
・エアコンのプラグは延長コードにつながずに、専用のコンセントに直接つなぎましょう。エアコンは消費電力が大きいため、延長コードにつなぐと、定格消費電力を超え、発熱・発火のおそれがあります。エアコンのプラグは、定期的にほこりを掃除し、エアコンを使用しない期間はコンセントから抜いておきましょう。
・異常を感じたときは電源プラグをコンセントから抜く
・エアコンの洗浄は、購入店または修理窓口に相談しましょう。また、市販の洗浄剤などを使って、エアコンを掃除する場合は、取扱説明書をよく読み、注意事項を守って使いましょう。
・室外機にほこりや小動物（ゴキブリ、ナメクジなど）が入ることで、ショートし発火することもあります。室外機のまわりは、ダンボールやごみ、植木鉢などを置かずに、きれいにしておきましょう。

エアコンも経年劣化によって消費電力が高くなるほか、最悪の場合、火災にもなるので、異常を感じたらすぐに使用をやめ、購入した家電量販店や修理専門業者に連絡をしましょう。また、ご自身でエアコンの掃除をする場合には、取扱説明書をよく読んで、危険な取り扱いは控えるようにしましょう。

電気代や修理代を抑えるために、長く使い続ける事も良いですが、最近では省エネ性能の優れたモデルも多く出ていますので、この機会に買い替えを検討してみてはいかがでしょうか？