天井型エアコンのフィルター掃除

投稿 2024年6月14日　更新 2024年6月14日

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家庭用ルームエアコンのフィルター掃除は定期的にしている方も多いとは思いますが、会社で設置されている天井に埋込型エアコンのフィルターは、天井が高いなどの理由や掃除の仕方が分からないなどで、なかなか掃除をしていない方もいるのではないでしょうか？
すでに、気温は30℃を超える日も多く、エアコンを稼働させている会社もあると思いますが、本格的に業務用エアコンを使う前に、フィルターの掃除の仕方を覚えて、定期的に掃除をするようにしましょう。

①電源を切る

エアコンの電源を切り、安全のためブレーカーも落とします。機器を故障させないためでもありますし、作業者の感電等による事故を防ぐ意味合いの両面があります。
なお、自社ビルではなく賃貸のテナントの場合、室内に動力電源のブレーカーが無い事や、複数のブレーカーがあって、どれが自分のテナントのものか分かわからない場合は、管理会社に確認しましょう。

②脚立を用意する

天井埋込型の場合、天井が高く手が届かないので、フィルターを取り外す際は、脚立を使ってください。机や椅子などは不安定ですので、転落して怪我をする恐れがあります。フィルターまで手が届く高さの脚立を使って作業をしましょう。また、脚立の天板も危険です。天板には乗らず、脚立も動かないように、誰か脚立を抑えてくれる人を用意しましょう。また、天板をまたぐのも危険です。

③フィルターを取り外す

まず前面のパネルを開けます。この時、取扱説明書をよく読みましょう。取扱説明書に、パネルの外し方や、注意事項が記載されている事が多いので、必ずチェックしましょう。なお、パネルはツメでひっかかっているものもあります。パネルを無理に外したりすると、ツメが壊れてしまう恐れもあるので、注意して取り外してください。なお、備え付けの取扱説明書が無い場合は、インターネットで型番で検索する事で、ダウンロード出来る場合が多いです。
また、パネルを開けたり、フィルターを取り外すときに、ホコリが落ちてくる事があります。ホコリが落ちても大丈夫なように、床にシートを敷いたり、必要に応じてゴーグルも使って目にホコリが入らないようにしましょう。

④掃除機で目に見えるホコリを取る

フィルターに付着した目に見えるホコリを掃除機で吸い取ります。この時、強い力で作業をしてフィルターを傷つけたりしないように注意しましょう。

⑤水洗い

ホコリを取り除いたら、水洗いします。ブラシを使う場合は、柔らかいものを使い、フィルターを傷つけないように注意しましょう。汚れがひどいときは、中性洗剤を溶かした、ぬるま湯ですすぎます。なお、熱い湯（約50℃以上）で洗うと、変形・変色することがありますので、必ずぬるま湯を使用してください。

⑥乾燥

水洗いをしたあと、日陰でよく乾かします。なお、この時、直射日光や直接火にあてて乾かさないでください。
完全に乾かないままフィルターを元に戻すと、故障の原因となったり、カビの発生につながりますので、必ず完全に乾かしてください。

⑦フィルターを元に戻す

きれいになったフィルターを取り外した時の逆の手順で元に戻します。取り外した時と同じように、ツメなどの破損に注意して無理に力を入れないようにしましょう。また、脚立からの転落にも注意しましょう。

このように、天井埋込み型の業務用エアコンも比較的簡単にフィルターの掃除が可能です。ただし、取り外しや取り付けの際に、無理に力を入れたりすると、ツメなどの破損に繋がる恐れがありますので、必ず取扱説明書をよく読んでから作業を行いましょう。
また、自分での作業に不安を感じる方は、無理をせず、業務用エアコン清掃の専門業者に連絡して作業をお願いしましょう。

フィルターの掃除で運転効率があがり、電気代も節約する事ができます。エアコン機能の維持や長く使うのためにも、夏本番を迎えるまえにフィルター清掃をしましょう。