断熱等級が低い家でも今すぐできる断熱改善アプローチ
投稿 2026年8月4日 更新 2026年8月4日
かつては最高レベルとされていた「断熱等級4」。
屋根に20cm・壁に10cmのグラスウールを敷き詰め、ペアガラスのアルミサッシを組み合わせる仕様で、1999年に制定された省エネ基準のトップでした。
しかし時が経ち、2025年からはこの「断熱等級4」が新築住宅の「最低基準」へと変わりました。
実のところ、現在日本に建っている既存住宅のうち、断熱等級4以上の基準を満たしているのはわずか約2割。残る約8割の家は、現代の基準から見ると「断熱性が低いまま」の状態で放置されているのが現状です。
「うちは古い家だから、今さら断熱なんて無理かも」と諦めていませんか?
確かに壁の中の断熱材を入れ替えるような大掛かりなリフォームは大変ですが、途中で断熱性能を大きく改善する方法はたくさんあります!
今回は、断熱等級が低いお家でも今日から試せる効果的な対策をご紹介します。
◆なぜ「窓」の対策が最優先なのか?
家の中で最も熱が出入りする場所、それは「窓(開口部)」です。
夏場に家の中へ入ってくる熱の約7割、冬場に外へ逃げていく熱の約6割が「窓」を経由していると言われています。
つまり、壁や屋根に手を付けなくても、窓の断熱性を高めるだけで住まいの快適性は劇的に変わります。
◆今からできる!効果的な断熱対策4選
コストやお手軽さに合わせて、以下のような対策がおすすめです。
・【お手軽DIY】断熱シート・ハニカムシェードの導入
一番手軽なのは、窓ガラスに貼る断熱フィルムや梱包用のエアキャップ(プチプチ)、あるいは空気層を作る「ハニカムシェード」を取り付ける方法です。見た目を損なわずに冷暖房の効きを良くすることができます。
・【手軽で超効果的】内窓(二重窓)の設置
今ある窓の内側に、樹脂フレームの窓をもう一つ取り付けるリフォームです。
施工時間は1窓あたり約1時間程度と短時間で済み、費用対効果も抜群。結露の抑制や防音効果も得られるため、既存住宅の断熱改修では最も人気のある手法です。
・【床の冷え対策】敷物と床下断熱の活用
冬場、足元から底冷えする場合は、厚手のラグやカーペット下に断熱シートを敷くのが効果的です。また、床下に潜って断熱材を追加する床下リフォームなら、住みながら比較的低予算で施工可能です。
・【エアコンの効きを助ける】遮熱塗料やサンシェード(夏場)
夏の暑さ対策としては、窓の外側に「すだれ」や「スタイルシェード」を設置して直射日光を遮るのが効果的です。室内に入ってくる前の段階で熱をシャットアウトできます。
◆国の補助金を賢く活用しよう!
現在、国や自治体では既存住宅の断熱化を推進するため、非常に手厚い補助金制度(例:「先進的窓リノベ事業」など)を実施しています。
内窓の設置やガラス交換などの断熱リフォームを行う場合、工事費用の半額近くが補助されるケースもあります。「費用がネック」と感じている方ほど、補助金を使ったリフォームを検討してみるのがおすすめです。
◆窓から始めて、一年中快適な我が家に!
壁を壊すような大改修をしなくても、「窓」を中心としたポイント対策を行うだけで、冷暖房の効きやすさや光熱費の削減効果をしっかり実感できます。
断熱性が高まれば、夏の熱中症予防や冬のヒートショック防止にもつながり、ご家族の健康を守ることにも直結します。
「部屋が寒くて暑い」「電気代が高い」とお悩みの方は、まずは窓周りのプチ対策や内窓の検討から始めてみてはいかがでしょうか?
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