昔のエアコンは、今のエアコンと作りが違うので長持ち?
投稿 2025年7月16日 更新 2025年7月16日
もうすぐお盆の季節ですが、実家に帰った時に、まだ昔のエアコンがついていて、現役で使えていて、長持ちだなと思った事はありませんか?エアコンの寿命は約10年と言われていますが、実は昔のエアコンはもっと長く、耐久性が高かったからって知っていましたか?
◆耐久性・寿命の違い
・昔のエアコン(1980〜1990年代)
耐久性が非常に高い(20〜30年)
部品が頑丈/単純構造/冷媒圧力が低め
・今のエアコン(2010年代以降)
約10年が標準寿命
高性能だが部品が繊細/寿命前提で設計
昔のエアコンは「壊れにくい設計思想」でしたが、今は効率重視・軽量化・低コストが優先です。
◆構造と部品の違い
・制御方式
昔のエアコン:電子部品が少なく、リレー・タイマーなどアナログ制御
今のエアコン:マイコン・インバーター制御(高精度)
・熱交換器
昔のエアコン:銅パイプ+厚いアルミフィン(耐久性◎)
今のエアコン:薄いアルミフィン+軽量素材(コスト削減)
・コンプレッサー
昔のエアコン:単純・丈夫・大きい
今のエアコン:インバーター内蔵で精密だが壊れやすい
・部品の共通性
昔のエアコン:汎用部品が多く、修理しやすい
今のエアコン:専用部品が多く、修理費・納期がかかる
・外装・ボディ
昔のエアコン:厚い金属/頑丈なプラスチック
今のエアコン:薄型プラ+軽量化設計(傷・歪みに弱い)
◆冷媒(ガス)の違い
・1980〜1990年代
冷媒の種類:R22(フロン系)
冷えやすく耐久性も高いが、環境負荷が大きい(現在は製造禁止)
・近年(2010年以降)
冷媒の種類:R410A → R32 など
省エネ・環境配慮だが高圧・高温で負荷が大きい(故障リスク増)
◆製造コスト・設計思想の違い
・昔のエアコン
長寿命・丈夫が正義(修理して長く使う前提)
高品質素材・過剰な安全マージン
国内製造が中心
・今のエアコン
コスト最小・短期買い替え前提(10年目安)
軽量・低コスト部材(量産優先)
海外(中国・ベトナムなど)OEM中心
◆なぜ「昔のエアコンは今も壊れない」のか?
・熱交換器やコンプレッサーが過剰なくらい大きく、頑丈
・電子部品が少なく、経年劣化しにくい
・「20年使って当然」という設計思想だった
・環境規制が今ほど厳しくなく、耐久性重視で作れた
・一方、今の機種は「効率とコスト重視」+「環境配慮」の中で、繊細かつ寿命短めな製品設計になっています。
◆当時のエアコンの価格
1970年代前半の窓用エアコン:約15万~20万円(現在の約40万~60万円相当)
月給2~4か月分相当
◆なぜ昔はこんなに高かったのか?
・生産量が少なく、量産効果がなかった
・日本国内での手作業中心の製造だった
・電子制御なしの物理部品が多く、高コスト
・冷媒やコンプレッサーも大型・頑丈で原価が高かった
・家電量販店が少なく、価格競争が起きていなかった
◆エアコンの「普及率」の推移(家庭用)
1975年:約10%未満(主に都市部)
1985年:約50%
1995年:約80%
2005年以降:約90〜95%(今はほぼ全世帯)
このように、昔のエアコンは、非常に高価で耐久性重視の作りだったため、長持ちしやすい反面、庶民には簡単に手が出せない「高級家電」でした。そのため、高齢者の方々には「高い・贅沢・体に悪い・不快」という価値観が根付きやすく、今でもエアコンを避けがちな心理の背景になっています。
ただ、気温を見てみると、当時より平均気温は高くなっており、連日夏日・猛暑日といった高気温の日が続いています。熱中症にならないためにも、エアコンを積極的に使いながら、水分補給をして夏を乗り切りましょう。
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