暖房をつけても足元が寒いのはなぜ?

投稿 2024年2月21日 更新 2024年2月21日

エアコンをつけているのに、足元が寒い事はありませんか?
エアコンをつけているのに足元が寒いと感じる原因はいくつかあります。

①冷たい空気は下に溜まります

暖かい空気は膨張して密度が小さくなるため、上昇します。一方、冷たい空気は圧縮されて密度が大きくなるため、下降します。この仕組みにより、暖かい空気が上昇して冷たい空気は下降するため、部屋を暖めると自然と足元が寒いと感じます。

②コールドドラフト現象

暖房器具によって温められた「暖気」が冷えた窓・窓サッシに触れることで「冷気」に変化し、その冷たい空気が床下に流れ込む現象を「コールドドラフト現象」と呼びます。この冷たい空気が足元に溜まることで、足元が寒く感じ、特に窓際に近づくと足元が寒く感じることがあります。

③床からの直接的な冷え込み

床から伝わる直接的な冷気も足元を冷やす要因です。フローリングなどの熱伝導率の高い素材は、熱が奪われやすく、足元が寒く感じることがあります。

これらの原因を解決するために、次の対策を試してみてください。

①部屋の空気を循環させる

サーキュレーターや扇風機を使って空気を循環させることで、部屋全体がまんべんなく暖まりやすくなり、足元の寒さを軽減できます。

②エアコンの風向を下向きにする

温かい空気は上に溜まる性質があるため、エアコンの風向を上向きにしてしまうと、温かい空気が天井付近に溜まってしまい、足元まで暖かくならないので、風向きを斜め下向きにすることで、床から上に向けて暖気が広がり、足元がポカポカと温かく感じられます。

③窓からのコールドドラフトを防ぐ

窓に断熱シートを貼ったり、窓のサッシにすき間テープを貼たり、断熱カーテンを取り付けたり、雨戸やシャッターを下ろすなど、様々な方法により、コールドドラフトを防ぐことができます。

④床からの冷えを防ぐ

床に断熱材を敷いたり、コルクマット・ジョイントマット・カーペット・ラグを敷くことで、床からの冷気を和らげることができます。

足元を温めるために足先ヒーターや電気ひざ掛け、ミニ電気カーペットなどの暖房器具も合わせて対策を行うと、足元が寒いと感じる事が少なくなるでしょう。

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