本日4月10日は「エアコン試運転の日」です

投稿 2025年4月10日　更新 2025年4月10日

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　本日4月10日は「エアコン試運転の日」です。(日本冷凍空調工業会と家電製品協会が制定)。なお、経済産業省でも、『夏季を迎える前のエアコン試運転の重要性について』という事で、エアコンの試運転の重要性について、注意喚起しています。

参考URL：経済産業省　『夏季を迎える前のエアコン試運転の重要性について』

◆エアコンの試運転とは？

　エアコンの試運転とは、エアコンを本格的に使用する前に動作をチェックする作業のことです。特に冷房の使用が始まる夏や暖房の使用が増える冬の前に行うことで、故障や不具合を早めに発見し、修理やメンテナンスが必要かどうかを確認する役割があります。

◆試運転の主な目的

・故障や不具合の早期発見
　長期間使用していなかったエアコンは、内部部品の劣化や不具合、配管の詰まりなどが起こっている可能性があります。試運転を行うことで、これらの問題を早期に発見し、修理や買い替えの準備をすることができます。
・本格使用時のトラブル回避
　いざ暑い日や寒い日にエアコンを使おうとしたら故障していた、という事態を避けることができます。特に夏場のエアコン修理は混み合うことが多いため、早めの確認が重要です。
・安全性の確認
　異音や異臭、水漏れなど、異常がないかを確認することで、安全にエアコンを使用できる状態であるかをチェックします。
・快適な使用の準備
　フィルターの清掃など、試運転と合わせてメンテナンスを行うことで、エアコンの効率を上げ、より快適に使用するための準備となります。

◆試運転を行う時期の目安

・冷房の試運転：4月～6月頃（冷房の試運転に最適な時期は、気温が23～25°Cの時です）
・暖房の試運転：10月～11月頃

◆試運転をする前の確認事項

・電源プラグは根本まで確実に差し込む（接触不良による感電や火災の原因になります）
・電源プラグのホコリを乾いた布でふき取る（湿気などで絶縁不良となり、発熱や発火、火災の原因になります）
・リモコンの確認をする（電池が切れていないか、正しくセットされているか確認します）
・フィルターを確認する（フィルターが汚れていないか確認し、必要であれば清掃します）
・室外機を確認する（室外機の周りに障害物がないか、排水ホースにゴミや詰まりがないかを確認します）

◆試運転の実施

１．運転モードを「冷房」にして、温度を最低温度（16～18℃）に設定し、10分程度運転する。この時、風量も最大にしましょう。
２．冷風がきちんと出ているか、異常を示すランプが点滅していないか確認する。
３．さらに30 分程度（目安）運転し、室内機から水漏れがないか確認する。
４．異臭や異音がしないかご確認する。

◆注意点

・試運転中、窓やドアを閉めるようにしましょう。室内を密閉した状態で試運転を行うことで、エアコンの冷却・暖房能力を正確に確認できます。
・運転中に異音、異臭、焦げ臭い臭いがしたり、異常な振動を感じたりした場合は、直ちに運転を停止し、電源プラグを抜いてください。無理に使用せず、エアコンメーカーやエアコン修理の専門業者に連絡しましょう。
・エアコンの機種によって、試運転の方法や確認ポイントが異なる場合があので、試運転の前に取扱説明書やメーカーのホームページを見てから試運転を行うと良いでしょう。