業務用エアコンは『フロン排出抑制法』によって点検しないといけない?
投稿 2025年2月12日 更新 2025年2月12日

『フロン排出抑制法』に基づき、業務用エアコンの管理者は定期的な点検業務を行う必要があります。この点検は、エアコンが適切に稼働しており、フロンガスが漏れ出していないか確認するためのものですが、そもそも『フロン排出抑制法』とは、どんな法律なのでしょうか?
◆『フロン排出抑制法』とは?
地球温暖化の原因となるフロン類という物質の排出を減らすために作られた法律です。
◆『フロン類』とは?
フロンとは、フルオロカーボン(フッ素と炭素の化合物)の総称です。フロン排出抑制法では、CFC(クロロフルオロカーボン)、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)、HFC(ハイドロフルオロカーボン)を『フロン類』と呼んでいます。この『フロン類』は、かつてエアコンや冷蔵庫の冷媒として広く使われていた物質です。しかし、フロン類にはオゾン層を破壊し、地球温暖化を促進する働きがあることが分かり、使用が規制されるようになりました。
◆なぜ法律ができたのでしょう?
フロンガスが大気に放出されると地球温暖化が進み、異常気象や海面上昇など、私たちの生活に様々な悪影響が出てしまいます。そこで、フロン類の排出を減らすために、2001年に「フロン回収破壊法」が制定され、機器の廃棄時にフロンガスを回収・破壊することが定められました。
その後、2015年4月に現在の名称である「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(略称︓フロン排出抑制法)」へ改正され施行されました。
◆エアコンとどう関係がある?
エアコンには、冷媒としてフロン類が使われています。そのため、エアコンを使用する際には、フロン類が漏れないように適切に管理する必要があります。フロン排出抑制法では、エアコンの管理者に対して、定期的な点検や修理を義務付けています。
◆具体的にどんなことをしないといけないの?
エアコンの管理者は、以下のことを行う必要があります。
・簡易点検・・・3ヶ月に1回以上、管理者自身でエアコンを目視で点検(外観の損傷、摩耗、腐食およびその他の劣化、油漏れの有無などをチェック)し、フロン漏れがないか確認する。
・定期点検・・・一定規模以上のエアコンについては、1年または3年ごとに有資格者による定期点検の義務。
・点検記録の保管・・・点検結果を記録簿に記録し、3年間保管する。(廃棄後も3年間保存)
・フロン漏洩時の対応・・・フロンが漏れた場合は、速やかに専門業者に修理を依頼する。
・廃棄時の対応・・・エアコンを廃棄する際には、フロンを回収する必要があります。
◆対象機器は?
・エアコンディショナー又は冷凍冷蔵機器
・業務用として製造・販売された機器
・冷媒としてフロンガスが充填された機器
なお、ルームエアコンやカーエアコンは対象外です。
◆法律を守らないとどうなる?
点検を怠ったり、フロン漏れを放置したりすると、罰則が科せられることがあります。
フロン排出抑制法は、地球温暖化を防ぐために、エアコンなどの機器に含まれるフロン類の排出を規制する法律です。業務用エアコンを使用する際には、法律を遵守し、適切な管理を行うようにしましょう。
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