物価高騰は業務用エアコンも例外ではありません
投稿 2024年2月15日 更新 2024年2月16日

色々な身の回りの製品の物価が上昇していますが、業務用エアコンも例外ではありません。2023年を振り返るとともに、今後どうなるのでしょうか?
2023年は、世界的な資源価格の高騰や円安の影響を受け、業務用エアコンの価格も上昇傾向にありました。
①原材料価格の高騰
銅や鉄鋼、アルミなどの原材料価格が大幅に上昇しており、エアコンの製造コストが押し上げられています。
②物流コストの上昇
世界的なコンテナ不足や燃料価格の高騰により、エアコンの輸送コストも増加しています。
③円安
円安の影響で、海外からの輸入部品のコストが上昇しています。
④人件費の上昇
2023年は、37都道府県で39円~47円引き上げられ、全国平均加重平均額は1,004円になりました。これは前年度の961円から43円の引き上げ幅で、過去最大に引き上げられました。引き上げ額は2021年度までの約5年間はおよそ20円台でしたが、2022年度は31円、2023年度は平均43円の引上げとなりました。
価格の上昇率はメーカー・機種・販売店などで異なりますが、2023年は2022年と比較して10~20%程度高騰しています。
では、2024年はどうなるのでしょうか?
今後の見通しとしては、原材料価格や物流コストや人件費の上昇は引き続き続くのではないでしょうか。また、為替レートの動向次第では、さらなる値上げも考えられます。これは、2024年に限らず、それ以降も物価は上昇していく可能性は十分にあると予想されます。
もうすぐ、業務用エアコンを取り付けて、もうすぐ10年になる場合は、早めに買い換えた方が良いかもしれません。また、複数の販売店から見積もりを取ったりするのも良いでしょう。
ただ、価格が上昇しても、長い間使うと考えた場合、省エネ性能の高いエアコンの方がランニングコストを抑えられる場合があり、今後省エネ性能が今より高い商品が出てくる可能性も考えられるので、これらを総合的に考えて、検討してみてはいかがでしょうか?
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