福岡県宗像市で2025年度から全ての小中学校の体育館に空調設備が導入

投稿 2025年4月15日　更新 2025年4月14日

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　福岡県宗像市では2025度から、すべての小中学校の体育館に空調設備が導入されたとの事です。福岡県宗像市では約19億円をかけて、市内に21ある小中学校の体育館すべてに、空調設備が整備されました。文部科学省は、学校体育館の避難所機能の強化を掲げ、2035年度までに全国の95％の体育館に空調設備を整備することを目指していますが、福岡県内の他の地域の状況はどうなっているのでしょうか？

参考元：文部科学省　公立学校施設の空調（冷房）設備設置状況

◆空調（冷房）設備設置状況（小中学校・体育館） 令和4年9月1日時点　【全国】

　全国平均　18.9％
　福岡県　3.0%

◆空調（冷房）設備設置状況（小中学校・体育館） 令和4年9月1日時点　【福岡県の市町村別】

宮若市：100%
東峰村：100%
香春町：100%
宗像市：6.7%　→　今回で100%
太宰府市：73.3%
赤村：33.3%
田川市：30.8%
大野城市：25.0%
久山町：25.0%
広川町：20.0%
嘉麻市：15.4%
行橋市：5.9%
久留米市：1.2%
上記記載に無い市町村：0%

　小中学校の体育館は、体育の授業で使う以外にも、災害時の避難所として使われるケースが多いです。授業中での熱中症の懸念もありますが、避難所となると、1日中、老若男女が体育館で過ごす事になるため、熱中症のリスクは高くなる事でしょう。上記のように市町村によって、普及状況にバラツキがありますが、政府が掲げている2035年までと言わず、早急に体育館に空調設備が整備される事を祈ります。
　また、今回、福岡県宗像市では、中学校にはLPガスを発電用タンクに常備した「ガス式の空調設備」、小学校には「電気式の空調設備」を取り入れたとの事ですが、災害時にいずれかの空調設備が稼働できるよう対策し、地域の防災機能を強化したとの事です。