秋の変わり目に最適！「つけっぱなし」から卒業するエアコン賢い使い方ガイド

投稿 2025年10月15日　更新 2025年10月13日

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　猛暑が過ぎ去り、朝晩はひんやりと過ごしやすくなりました。でも、日中はまだまだ暑くて、思わずエアコンのリモコンに手が伸びる…そんな「エアコンをつけようか、やめようか」と迷うのが、まさに10月中旬のような秋の変わり目です。
　夏のあいだは「つけっぱなし」が節電の王道でしたが、気温差が大きいこの季節に同じ使い方をするのは、節電面でも健康面でもNGかもしれません。そこで、秋の不安定な気候に合わせた、節電効果が高く、体にも優しいエアコンの使い方をご紹介します！

◆夏の「つけっぱなし」を卒業！秋に試すべきエアコン戦略

・「つけはじめ」のエネルギー消費に注目する
　夏は外気温との差が大きく、一度電源を切ると再起動時に室温を下げるために大きな電力を消費するため、「つけっぱなし」が推奨されました。しかし、秋は外気温が下がり、日中と朝晩の温度差が大きくなります。

【秋の賢い使い方】必要な時だけON/OFFを切り替える
　朝晩など、室温が25℃を下回るようなら、無理にエアコンをつけずに窓を開けて自然の風を取り入れましょう。

　《日中》暑さを感じたら、エアコンの電源を入れます。この時期は夏ほど外気温が高くないため、再起動時の消費電力の増加が比較的少ないんです。

　《夕方・夜間》気温が下がり始めたら、少し早めに電源を切るか、「送風」や「除湿」に切り替えて、設定温度を上げてみましょう。

　この切り替えにより、無駄な冷やしすぎを防ぎ、電気代を節約できます。

・最も効果的なのは「除湿（ドライ）機能」の活用
　10月でも、天候によっては湿度が高く、蒸し暑く感じることがあります。実は、体感温度を上げて不快に感じさせているのは、温度そのものよりも湿度であることが多いんです。

【秋の賢い使い方】積極的に「弱冷房除湿」を使う
　最近のエアコンに搭載されている「弱冷房除湿」は、空気を冷やしすぎずに湿度だけを下げる運転です。

　《メリット》湿度が下がると、体感温度が下がり、設定温度を上げても涼しく感じられます。冷やしすぎを防ぐため、体が冷えすぎず、節電にも繋がります。

　《注意点》「再熱除湿」は、湿度は下げるものの、下げた温度をまた温め直すため、電気代が高くなる傾向があります。節電を重視するなら、多くの機種で「弱冷房除湿（またはソフト除湿など）」を選びましょう。

◆健康面を守る！秋の温度設定と風量の秘訣

　季節の変わり目は、体が気温の変化についていけず、体調を崩しやすい時期です。エアコンの設定一つで、体への負担を大きく減らせます。

・設定温度は「体感」を重視し、高めに
　夏場は「28℃」が節電の目安でしたが、秋は外気温との差が小さくなるため、より高めに設定しても快適に過ごせる場合があります。

【秋の賢い使い方】26℃～28℃を目安に、体調に合わせて微調整
　《外気温との差を小さく》5℃以内に留めるのが、体への負担が少ない理想とされています。たとえば外が30℃なら25℃、外が25℃なら28℃といった具合です。

　《高めの設定で「ゆるやかに」冷やす》設定温度を上げ、「微風」や「弱」でゆるやかに運転することで、体が急激に冷やされるのを防ぎます。

・「風量」は自動運転で、身体に直接当てない
　直接、冷たい風を体に当てると、自律神経が乱れやすくなり、「秋バテ」の原因にもなりかねません。

【秋の賢い使い方】「自動運転」と「風向き調整」
　《自動運転》エアコンが室温に応じて最も効率的で快適な風量を選んでくれます。これが最も節電効果が高く、設定温度に達した後に微風運転に切り替わるため、冷えすぎを防ぎやすいです。

　《風向き》冷たい空気は下に溜まるため、風向きを水平にして、天井や壁沿いに沿って空気を循環させましょう。体に直接冷風が当たらないようルーバーの向きを調整するだけで、体感的な快適さが大きく変わります。